宗教は人類の為に何を成したか?
出典: Watchtower Classic Library
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[宗48,49]
さてエデンのこの覆うことをなすケルブは、生ける真の神から崇拝を引き離して、地上、そうです、宇宙に偽宗教を始めることに、どのように成功しましたか? 彼の取った手段は創世記3章に記されています。…(創世記3章1~5節) これは偽宗教の最初の宣言でした。それは光を暗黒と言い、暗黒を光と言い現したのです。それは、エホバ神は人類の利益に敵する偽の神であって、宇宙の主権を保つことができない神であると偽りを述べたのです。すなわち蛇が象徴する不忠信な覆うことをするケルブを、啓発の予言者として表わし示したのです。
[宗51] かく様にアダムは新しい宗教に参加することを選びました。
[宗53]
この最初の正義の世界の清い宗教は、アダムに対して人間の魂として地上の楽園で終わりのない生命を約束しました。それに反してサタンすなわち原始の蛇によって始められた偽宗教は、もし人間がエホバ神に従わないなら、新しい理知と神のように自分で決定する生活とが得られると約束しました。
[宗54] エホバ神は今、審判のためにエデンの園に参りました。有罪の夫婦はもはや完全な裸体ではなく、木の葉の前掛けを腰にまとって、エホバ神から己が身を隠しました。彼らの良心は彼らを責め、彼らを断罪しましたが、しかし今や彼らの創造主である大審判者は彼らをどのように断罪するでしょうか? 死の宣告を下し即座に執行するでしょうか? 彼らは自分自身の不利益になることを証言しようとはしないで、アダムはエバを非難し、エバは蛇を非難しました。
[宗60][宗61] 息子のカインとアベルはエホバ神にささげようとして供え物を持ってきました。多分その場所は、見張りのケルビムが置かれていたエデンの入口であったでしょう。長男としてのカインは、自分が女の胤となる権利を持っていて、したがって偉大な予言者エホバから恵みを受けるべき者であると明らかに想像しました。彼は供え物として農作物を持ってきました。羊飼いアベルは彼の群れの中のある初子を殺して、その内の脂肪の多い肉をささげました。それは生命の犠牲を表わしたのです。アベルは祭壇を築いたことは合理的です。疑いもなく神は、天からの奇跡的の火か、または楽園の入口にあって回転しながら燃えている剣の火かによって、アベルの供え物を嘉納されたことを示しました。カインは怒りに燃えました。… カインは善い行ないを好まず、そして神に対する真の信仰に基づく正しい犠牲をささげることを選びませんでした。彼は蛇のようにカイン自身に代わって約束の胤となるかもしれぬ者のくびすに、その有毒の牙を刺し込もうと待ち伏せました。ゆえに彼はサタンである蛇に奉仕することを選びました。彼は犠牲として動物、すなわち子羊の血を流すように謙遜にならないで、かえって神の恵みを示した敬虔な彼の兄弟の血を流すことを選びました。… カインは彼の姉妹の一人を彼の妻として、共に楽園の入口から、そして楽園を守るケルビムの前から遠くへ逃げました。彼は最初の町を建てて、エホバへのためではなく、彼の息子エノクの誉れのために、その町に名を付けました。彼の子孫は天幕造りと牧畜と音楽および銅と鉄の金属を鍛える技術を発達させました。彼の四代目の孫レメクは若者を殺しましたが、そのとき彼が銅か鉄の武器を用いたかどうか、私たちに告げられていません。悪魔の子としてカインは、彼の子孫と共に偽宗教を促進しました。(創世記4章16~24節)
[宗64][宗65][宗66] ノアの時代に、偽の種類の宗教を更に増進させるために、超自然の勢力が現れて来ました。神の子らとネフィリムの両方が現れたのです。… これら神の子らは化身した霊すなわち肉体を着けた霊者ですから、彼らは優れた生命力を持っていました。自然の結果として、彼らと人間の娘たちとの間の子らは、特別で、大きさは異常で、変わり者で不法の混血児でした。彼らは子供を生殖することはできませんでした。
[宗79] (創世記11章1~4節)ゆえにこの塔は、神のみ名を崇める高い記念建造物ではなくて、人間を崇めるための物でした。彼らがもくろんだ天まで達する高い塔は、再び全地を覆う洪水は起こらないという神の誓われた約束に対して信仰が不足していることを示しました。塔を天まで届かせようとする彼らのもくろみは、また塔の頂きに一つの宮殿を作って、そこを彼らの神また神々の住む場所にしようとしていることをも意味しているかもしれません。ゆえに塔の頂きの部分とその殿堂は、大空の大海原を表わし示すために青空色に塗られるでしょう。
[宗81]
偽宗教がバビロンから地の果てにまで広まったので、バビロンは偽宗教の母となりました。ゆえにバビロンはサタンすなわち悪魔の女のよい象徴でした。なぜならサタンはすべての不純な宗教の父だからです。聖書の最後の書は、バビロンを同じ風に用い、不潔で神に憎まれるすべての形の背教の母であるところの組織された偽宗教を象徴するものとしています。
[宗132] モーセが棒の上に掛けた銅の蛇は、地上に降りてきて、人の子として知られた神の独り子を予表しました。これは彼もまた、外面上の有様は、蛇のように悪事を行なう者、卑しい者、卑屈な罪人として、杭に刺しつけられる、またはくくりつけられることを意味していました。彼は、エホバ神がエデンの園で呪われた悪魔すなわちサタンである蛇と同盟した者のようにして死ぬでしょう。
[宗171] 「イスラエルの民族がヒンズー教の土地のインドと何らかの関係があったということの最初の暗示は、キリスト前第十一世紀にソロモン王がタルシシュの船隊で輸入した象牙、猿およびくじゃくでした。(列王第一10章22節、歴代第二9章21節)くじゃくと猿に対するヘブライ語と梵語は互いに関連を持っています。例えばヘブライ語のコプは梵語のカピに相当し、双方共に尾のない猿と尾のある猿とを意味しています。インドでは猿は神として崇拝されています。
[宗172][宗173] ニムロデは、エホバを神として崇拝したノアに反逆していました。ニムロデの周囲に打ちたてられていた全宗教によって、ニムロデは非業の死に処せられました。それがノアの主唱によるものか否かは知られていません。ニムロデは、その政治的、狩人的偉業によって、彼の臣下たちの目に彼を神としました。彼が死んだ時、彼の妻セミラミスは彼を神格化して、彼は死んだのではなくて、星の間の不滅の天的生命に移されたのであると主張しました。彼女は、かかとが砕かれることになっていたエデンの約束の胤をニムロデに適用し、彼女自身は、蛇から人類を救い出すこの胤を生みだした女であると言いました。ゆえにインドに定住した人々は、真の神に関する真理をねじ曲げられたもの、たとえば大洪水、人間の罪への堕落および人類の未来の運命などと共に、偽宗教のこの伝説をバビロンから運んだのです。
[宗217][宗219] イエスはナザレで成長しました。彼は養父ヨセフのように大工になりました。彼のいとこの兄弟のヨハネは祭司の子でした。そして若い祭司は満三十歳で全き任務に入ることが神の律法でした。… 洗礼者ヨハネは、レビ人の祭司ゼカリヤの子として、エルサレムの神の祭壇に、一つの犠牲もささげたことがありません。その代わりに彼は、雄牛ややぎや羊の犠牲よりもはるかに偉大な価値ある犠牲としてご自身をささげられたキリストの身体に洗礼を施しました。それは、世の罪すなわちアダムから受け継いだ罪を贖うことができる完全な人間の犠牲でした。
